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ガモヨンアートラボ、開業から3カ月 夏休み限定の使い放題パスポート発売

東信洋紙株式会社代表の東江智史さん(右)とガモヨンアートラボスタッフの皆さん(左)

東信洋紙株式会社代表の東江智史さん(右)とガモヨンアートラボスタッフの皆さん(左)

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 紙の購入や印刷体験ができる「gamoyon Art labo(ガモヨンアートラボ)」(大阪市城東区今福西4、TEL 06-6939-8449)が7月18日、夏休みに向け「使い放題パスポート」の販売を始めた。一日使い放題の「1dayパス」と9月30日まで使い放題の「夏パス」の2種類があり、学割も用意する。

随時イベントやワークショップを開催

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 4月22日にオープンした同施設では、約400種類の紙販売や製本、ノート作りなどの紙加工や、印刷機「リソグラフ」やシルクスクリーンキットで印刷ができる。リソグラフもシルクスクリーンも孔版(こうはん)印刷の一種で、図柄の形に空けた穴からインクを落として印刷する仕組み。「ずれる・かすれる」ことが多いため商業印刷ではあまり使われなくなったが、レトロで味のある仕上がりが人気で、近年はアート作品やオリジナルアイテム作りに利用されることが多いという。

 運営するのは、蒲生4丁目エリアで創立72年の紙卸会社「東信洋紙」。社長の東江智史さん(57)は「紙のことをもっと知ってほしいと思いラボを始めた」と話す。「何万種類もの紙を扱う中で、実際に使われる紙がほんの一部でもったいないと思った。イベントの際に紙好きな人が多いと気がついたことから社屋を建て直す時に、ラボを併設することを思いついた」という。同施設では、紙を実際見て触ってもらいたいと製本や印刷を体験できるようにした。

 東江さんは「ガモヨンアートラボをやっていると、お礼を言われることが多く、紙の商売としてやりがいを感じる。紙のテーマパークを目指している。新しいムーブメントを起こしていけば、地域にもプラスになるのでは。地域と共存していきたい」と意気込む。

 価格は、1dayパス=1,430円(学割880円)、夏パス=3,850円(同3,300円)。営業時間は10時~19時。第1・3・5土曜と日曜・祝日定休。

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