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JR京橋駅で空襲被災者慰霊祭 「平和学習で次の世代へ」

慰霊祭で作文を朗読する大阪市立旭東中学校の二澤優さん(3年)

慰霊祭で作文を朗読する大阪市立旭東中学校の二澤優さん(3年)

 JR京橋駅(大阪市城東区新喜多1)で8月14日、「第72回京橋駅空襲被災者慰霊祭」が行われ、約150人が参列した。

慰霊祭の様子(2)

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 1945(昭和20)年8月14日12時30分ごろ、大阪城内の陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)を狙った爆撃の流れ弾の1トン爆弾4発が京橋駅に落ちた。そのうち1発が、現在の環状線ホームを突き抜け、片町線ホームに直撃し、避難していた多数の乗客が犠牲になった。一瞬のうちに焦土と化し、断末魔の叫びが飛び交う生き地獄そのものとなった京橋駅付近からは判明しているだけで210人。遺体も遺品も発見できなかった犠牲者は600人ともいわれる。この空襲の翌日、日本は終戦を迎えた。

 慰霊祭は11時から行われた。天王寺区から訪れた松田聡さん(70)は「昨今の日本の外交に平和ボケしているような危機感を抱き、戦争について改めて考えたいと思い初めて参加した」と話した。阿倍野区から訪れた教育関連の仕事に携わっていた増井茂美さん(73)は、京橋慰霊祭だけでなく各地の慰霊祭に参加をしているという。「コロナ禍以降、地元の小学校など学校の参加者が少なくなった。学校が平和学習を設けることで、若い層にも伝えることが大切」と話した。

 城東区在住の藤井亜沙香さん(36)は佐賀県出身。修学旅行で「ピースおおさか国際平和センター」(大阪市中央区)を訪れたことがあった。3年前、再び訪れて改めて京橋駅空襲を知った。「修学旅行がきっかけでこの悲劇が起こったことを知ることができた。戦争を知らない私たち中間層が、子どもたちにも伝えていく必要がある」と幼い子ども3人を連れて参加した。

 旭区の旭東中学校では、大阪の戦地跡を見学するなど平和学習を毎年続けている。慰霊祭では同校生徒3人が作文を朗読。3年の二澤優さんは「普段から利用している京橋駅。私たちの身近なところで空襲が起きていたことを知り、胸が締め付けられる思いだった。戦争を経験していないからこそ、学び続け、伝える必要がある」と話していた。

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