あいさつ状印刷の専門サイト「挨拶状ドットコム」を運営する「にっこう社」（大阪市都島区片町1）は4月5日、引っ越しあいさつ状として「ご当地はがき」の販売を開始した。

引越しあいさつ状ハガキ「京都」

　同社は「引っ越し先の街を自慢しよう！」というコンセプトの下、引っ越し先であるご当地の建物・名所・食べ物・文化などをモチーフにした引っ越しはがきのデザインを始めた。きっかけは同サイトに寄せられた「ご当地の名物・名所などをデザインしたはがきを作ってほしい」という利用者の声だという。まずは要望が多かった「大阪」「兵庫」「京都」「愛知」「神奈川」の5カ所を制作。大阪は通天閣、大阪城、太陽の塔、くいだおれ人形、たこ焼きなど、大阪を代表する名物をあしらったデザインにした。京都は舞妓（まいこ）･大文字焼き･京野菜、神奈川は赤レンガ倉庫･みなとみらいなど、それぞれの名所・名物をあしらったデザインとなっている。

　「自分の街という愛着を持って引っ越し先を知り合いに広めることができる」と同社広報担当の中野幹彦さん。はがきの良さについて、「一筆添える時にその相手のことを思い返しながら言葉を記す。もらった相手が文字からその温かみを感じとることができる」と話す。

　同社では現在、坂本龍馬をモチーフに「高知」の引っ越しはがきを制作している。同社特設サイトでは制作してほしい都道府県を投票する「ご当地デザイン投票」も実施中。人気順に商品化していき全都道府県制覇を目指す。