普段は映像制作会社で経理を担当する穴風（あなせ）多恵さんが1月、京橋に｢京橋書道教室」（大阪市城東区新喜多1、TEL 06-6939-2523）を開いた。師範の資格を持つ穴風さんが空いた時間を活用し、以前から温めていた書道教室開校の夢を実現した。

　京橋に開いたのは、「（京橋は）住宅密集地である蒲生からは子ども、OBP（大阪ビジネスパーク）からはビジネスパーソンと幅広い年齢層の人が集まっているため。JR・京阪・地下鉄とあり、交通アクセスがいいのも魅力」と穴風さん。こうした背景を踏まえ、OLやサラリーマンも会社帰りに通えるようにと20時まで教室を開いている。

　「筆の運びを習得していくのはとても楽しいこと」と話す穴風さん。指導は、お手本を参考に書くオーソドックススタイルの指導法ではなく、具体的な筆の向き・動かし方を丁寧に伝えながら指導する。「具体的な動きを伝えることで、どこをどうすればいいのか意識を向けられるので、『書く力』が確実にアップする」という。「大人になっても字が汚いとやっぱり損（笑）。年配の方でも今から十分上手になれるので、書くことを楽しんで来てほしい」とも。

　指導は毛筆・硬筆（文部科学省後援の書道検定の受検指導あり）。教室は毎週水曜日(月3回・開校日要問い合わせ)。月謝は、大学生以上＝4,500円、中学・高校生＝3,500円、小学生＝3,000円（入会金3,000円）。16時30分～20時。見学・体験入学可能。なお、枚方の生涯学習市民センター（京阪・枚方市駅すぐ。第2、第4木曜日の月2回。17時30分～20時まで。3,000円）・松屋町駅前（谷町6丁目からもすぐ。土曜午前中）でも開講している。