太閤園、紅葉を眺めながら東洋美術とフレンチを楽しむ新プラン

国宝「深窓秘抄」も展示される

国宝「深窓秘抄」も展示される

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 婚礼式場「太閤園」(大阪市都島区網島町9、TEL 06-6356-1110)は11月29日、隣接する藤田美術館の「第120回秋季展 東洋の美に出会う」展覧会と特製フランス料理を楽しむ「紅葉の藤田美術館めぐり」を開催する。

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 明治時代、関西財閥界の重鎮となる実業家で、男爵でもあった藤田伝三郎(1841-1912)と、その長男の平太郎(1869-1940)、二男の徳次郎(1880-1935)が集めた東洋の美術品を所蔵する藤田美術館。長年、蔵に保存されていた約5,000点の貴重な品々の中から国宝2点、重要文化財8点を含む約40点を間近に鑑賞できる。中でも今回は、未公開の美術品が初めて展示されることから、美術ファンからの注目が集まる。

 同時に、藤田伝三郎の邸宅の東邸でもあり高級宴会場として使用される太閤園で、特製のフランス料理も楽しめるプランを企画。結婚披露宴やパーティーで料理を担当するシェフが、真鯛と北海帆立のミルフィーユ仕立てや牛ロール和風煮込みなど全4品(コーヒー+デザート付き)で構成されるコースを振る舞う。

 料金は5,600円(入館料、料理、税・サービス料込み)で、参加者全員に太閤園特製の焼まんじゅうも土産としてプレゼントされる。食事が行われるガーデンホールでは、太閤園の代名詞でもある日本庭園を眺めることができ、紅葉の見どころとされるこの時期にふさわしいプランとなっている。

 企画販売課の上田さんは「今回は時代背景や作品にまつわる話しを交えながら、学芸員が1時間ほど案内も行う。藤田男爵を身近に感じていただき、お食事も堪能できるので、美術ファンならずとも楽しめる内容になっているはず」と話す。

 当日は、Aコース=美術館観賞11時30分~12時30分、食事13時~15時(11時受け付け開始)と、Bコース=食事13時~15時、美術館観賞15時30分~16時30分(12時30分受け付け開始)が用意される。問い合わせは、太閤園予約係(TEL 06-6356-1110、受付時間9時30分~19時)まで。

太閤園

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