京橋「グランシャトー」が500円サウナ-38年目、若者利用にも期待

今年38年目を迎えるグランシャトービル

今年38年目を迎えるグランシャトービル

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「京橋はええとこだっせ~♪」のCMで知られるJR京橋駅前のレジャービル「グランシャトー」(大阪市都島区東野田町3)は3月1日から、500円で入浴とサウナが利用できるコースを始めた。

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 入浴とサウナ90分以内で1,300円だった「お得コース」に、50分以内で500円のコースを新たに加えることで、利用しやすくする。

 同サウナのこだわりは「清潔」。創業以来24時間営業を望む声も多くあるが、清潔さを保つため24時で閉店し、翌朝4時から清掃する。「不景気の今だからこそ、初心に戻ってお客様に喜んでいただけるサービスを提供したい」と営業部長の池末龍雄さん(70)。

 池末さんは1971年のグランシャトー創立メンバーで、38年にわたって京橋駅前でこの街の移り変わりを見つめてきた。「グランシャトーを始めたころ、京橋はヤミ市などがまかり通る危険な街というイメージだった。しかし1990年の大阪花博をきっかけに駅周辺がきれいになり、街をきれいにしようという地元の意識が高まった」(同)。昨年11月に京橋花月ができてから土曜・日曜に京橋を訪れる若者が増えてきたという。500円サウナは、こうした若者たちの利用にも期待を寄せる。

「若い人たちもサラリーマンも地元の人も一緒に楽しめるレジャー施設であり続けたい」(同)。大阪花博の以後に生まれた世代が京橋を彩り始め、「街の看板」ともいえるレジャービルは新たな装いを見せ始めている。

 サウナ営業時間は、11時~24時(平日は10時30分から、休日は21時30分で受け付け終了)。

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