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新しい趣味が見つかる「きっかけ型カフェ」 劇団員が店員に

(左から)店長のとちのゆうやさんと店主の森永健太郎さん 以前お笑いコンビを組んでいたこともあり息もぴったり

(左から)店長のとちのゆうやさんと店主の森永健太郎さん 以前お笑いコンビを組んでいたこともあり息もぴったり

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 「新しい趣味が見つかる」がテーマのカフェ「NAGARABBIT CAFE(ナガラビットカフェ)」(大阪市都島区片町2)が4月11日、京橋駅片町口近くにオープンした。運営は大阪を中心に活動するコメディ集団「劇団ながらびっと」。

1番人気の「キャロットケーキ」(500円)

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 同劇団の旗揚げは2017(平成29)年。劇団名は働きながらなどの「ながら」と、皆と一緒にいたい寂しがり屋のイメージを持つ「ラビット」を掛け合わせている。劇団員の年代は10代から50代で、職業はサラリーマンや教員、主婦、デザイナーなどさまざま。仕事と掛け持ちで、ほとんどが演劇未経験で入団しているという。

 同店は3月、クラウドファンディングで約67万円の資金を集め開業、机や収納式座敷などの内装は、劇団員がDIYで仕上げた。店主は劇団の脚本・演出を手がける森永健太郎さん(33)で、店長はとちのゆうやさん(25)。5年前までお笑い芸人としてコンビを組んでいた2人も、劇団員と共に店員として働く。

 「働きながら、仕事帰りに立ち寄れる場所」として京橋を選んだという森永さんは「大人になってもさまざまな趣味を多くの人と共有し生き生きしていたい。人生に退屈を感じている人が、新たな趣味に出合い熱くなれる。そのきっかけをカフェが提供できたら」と話す。

 最も人気のメニューは、小麦粉を一切使わず米粉を使う「キャロットケーキ」(500円)。シナモンの香りがくせになるという。ニンジンの甘みを生かした「スパイスカレー」(950円)や自家製サルサソースを使う「タコライス」(850円)なども用意し、いずれもランチはスープ付きで提供する。

 ワークショップも開く。5月15日=フラワーアレンジメント、同21日=手作りアクセサリー。今後はカフェで「お芝居」も上演するという。

 営業時間は11時~22時。水曜定休。

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