大阪城天守閣（大阪市中央区大阪城1）前本丸広場で4月29日、「大河ドラマ『真田丸』の舞台～大阪城ファミリーフェスティバル2016～」が開催される。

大阪城ファミリーフェスのポスター

　2005年から毎年行われ今回が11回目となる同イベント。今年は、NHKで放送中の大河ドラマ「真田丸」の主人公「真田幸村」をテーマに企画。幸村は、若き日に人質として豊臣秀吉のもとに送られ、大坂城に出仕。大坂の陣では豊臣方の武将として活躍するなど、大阪にゆかりのある武将。大阪城でも昨年からゆかりの地としてさまざまなプロモーションを行ってきたが、今回3日間にわたる同イベントの全ての催し物を「真田幸村」につながるもので構成した。

　29日は、なぎなたの名手だったという幸村にちなんだなぎなたの演武や「真田幸村ゆかりの地」PRポスターのイラストを担当した茂本ヒデキチさんの墨絵ペインティング、河内國平刀匠による鍛刀（たんとう）実演を予定。30日は、大河ドラマ「真田丸」に片桐且元（かつもと）役で出演する俳優・小林隆さんと天守閣館長・北川央さんとのトークのほか、真田出陣太鼓の演奏を予定。1日は、和太鼓コンサートのほか、ゆかりの地である大阪城・信州真田・紀州九度山3つの鉄砲隊による火縄銃の演武と、今年ならではの趣向を凝らす。

　企画担当の高岡知子さんは「真田幸村と関わりの深いこの大阪城に響き渡る火縄銃の音や鍛刀の火花の飛び散る様子など、ライブならではの迫力を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

　開催時間は11時～17時（29日は20時まで）。無料（天守閣は入館料別途）。5月1日まで。