ドーンセンターで啓発講座「どう生きる?どう働く?」-クリニクラウンらが講演

ドーンセンターでの講座の様子

ドーンセンターでの講座の様子

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 大阪府立男女参画・青少年センター(愛称=ドーンセンター、大阪市中央区大手前1、TEL 06-6910-8616)で3月19日、啓発学習講座「自分らしい生き方・働き方を考える~どう生きる?どう働く?」が開催された。

ドーンセンターでの講座風景

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 「働くってなんだろう?」「これが自分のしたい仕事なのか?」という悩みを持つ人や同テーマに関心を持った人なら誰でも参加できる同講座。定員50人のうち大半を女性参加者が占めた。第1部では、障害者をサポートするヘルプセンターえびす・事業本部長の若松周平さんと、入院中の子どもたちを訪問する「クリニクラウン(臨床道化師)」の熊谷恵利子さんが講演。第2部では、コーディネーターの大阪ガスエネルギー・文化研究所特任研究員の弘本由香里さんの進行で、講演者2人に参加者が質問を寄せるなど参加型の講座とした。

 講演で若松さんは、社会人になってから1年目、2年目その時々に感じていたことや、「将来どうしたいのか」と先輩に聞かれ答えられずに悩んだ時期のこと、体験から得た教訓として「やる前に考えない、やってから考える」ようになったことなどを語った。

 「人間のすてきさを伝えたい」からクリニクラウンになったという熊谷さんは仕事に就くまでにくじけそうになった時も「自分が楽しいと思うことをやるのは楽ではない。自分が選んだ道、だからしんどい経験も糧になる」という気持ちでやってきたと、自らの体験を語った。

 講演後、参加者らは4~5人のグループに分かれ共感した部分や感じたこと、聞きたいことなどをまとめ発表。「自分を見つめる大切さ」「今を否定せず広げていく大切さ」に共感したという意見や、泉大津から参加し今春3年生になるという女子高校生は「進路とかまだぼんやりしているが若松さんみたいに自分の道をしっかりとつかんでいきたい」と話していた。

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