創楽（東京都千代田区）は12月4日、都島に洗濯代行&クリーニング店「Deli Wash（デリウォッシュ）都島店」（大阪市都島区都島本通1、TEL 06-6923-7355）をオープンした。

　同店は、従来のクリーニングサービス以外に、個人・法人の洗濯物を、洗濯・乾燥・たたみまで行う洗濯代行というサービスをメーンに行う。欧米やヨーロッパで一般的に浸透している同サービスを同社が日本用にカスタマイズし、「集配して届ける」サービスを付加。日本で初めてチェーン展開した。これまでに11店舗を展開しているが、大阪では同店が初出店となる。店舗面積は15坪。

　1品ごとに管理するクリーニングと違い、専用のランドリーバッグ（6～8キログラム）に洗濯物を詰め込んで出すという1バッグごとの料金設定が特徴。店頭持ち込みの場合は1バッグ1,600円で、最短当日に仕上げる。自宅集配の場合は「中1日」仕上げで、料金は2,380円。「1つのバッグごとに洗濯・乾燥を行うので、ほかの洗濯物と混ざることは一切ない。プライバシーや衛生面も確実。また女性スタッフが手だたみする点もウリ」（同社経営企画室・岡城元さん）。集配は宅配業者を使っているため、大阪府内全域で利用できる。

　集配は電話で申し込む以外にも、ウェブサイトやモバイルサイトから24時間申し込み可能。「一般家庭や独身住まいのご利用以外にも、作業着・ユニホームなどの洗濯を申し込む事業所や、介護などでも利用いただいている。ほかにもお年寄りだけの住まいの洗濯物を、遠方に住むご家族の方がサイトから申し込んでいただくというケースも」（同）。「夜は22時まで営業しているが、近隣にお住まいでも時間が不規則な方にも、24時間放り込みOKの専用ボックスも設けた」（同）。

　大阪初進出の地に「都島」を選んだ理由として、岡城さんは「街に根付くサービスを基本に展開していくことを考えた時、あちこち探した揚げ句住宅地である都島を選んだ。このエリアは独身住まいや一般の家庭以外に、地元のお年寄りも多く住むエリア。高齢者へのサービスなど、いろいろなニーズに対応していけるのではと思った。あらゆる層が混在するこの街からスタートし、ここをモデルに関西で広く展開していけたら」と話す。大通り沿いではなく、裏通りに店舗を設けた理由も「洗濯代行はまだまだ認知されていないサービス。だからこそ地元の人々の生活動線に存在すべき。ライフサポートのサービス業としてお客様の懐に飛び込んだものをこれからもどんどん考えていきたい」とも。

　営業時間は10時～22時。一般のクリーニング（ワイシャツ＝180円、スーツ上下セット＝980円ほか）にも対応する。