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京橋の西洋和善バルの総菜弁当が人気に 「変わらなければ成り立たない」

店頭で販売されている弁当。

店頭で販売されている弁当。

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 京橋の西洋和善バル「たがため」(大阪市都島区東野田町5、TEL 06-6921-7815)が新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受け、夜の営業を休止し弁当やサンドイッチのテークアウトのみで営業している。

「たがため」のチリマヨ唐揚げ弁当とハムカツの総菜セット

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 価格は、弁当450円、総菜1品100円で、弁当と総菜のセットは500円。1日に60~80個作る弁当は11時に販売を開始し、早い時では14時過ぎに完売。売れ残りはないという。人気は唐揚げ弁当。総菜の唐揚げとセットで買う人も。

 昨年4月にオープンした同店は、以前から昼のみ弁当を販売していた。店主の渡辺良隆さん(40)は開業前に和総菜の店で働いており、その頃の年配の常連客が同店に来店した際「洋食よりも以前の和総菜を出してほしい」という強い要望に応えて、和総菜を使った弁当の販売を始めたという。

 渡辺さんが作った弁当の隣には、同店の2階で営業しているイタリアンバル「ORA(オーラ)」(TEL 06-6167-7379)のイタリアン弁当(700円)も置かれている。オーラの店主から弁当販売を始めると聞いて「一緒に置いたら」と持ちかけたという。「ORAさんのお弁当も売れ残らないよう気を遣う」と笑う。

 コロナの影響で売り上げは通常の約半分に。「この状況をマイナスには捉えていない」と渡辺さん。以前から、宅配サービスやテークアウトなどで飲食業界の形態はこれから大きく変わっていくと思っていたという。「時期が早まっただけ。各店舗が変わっていかなければ今後商売は成り立たない」とも話す。

 新型コロナ対策で現在、弁当販売時間は11時~売り切れ次第終了。

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