大阪城西の丸庭園（大阪市中央区大阪城1）で12月15日、USJの期間限定ライブショー「戦国・ザ・リアルat大坂城」の公開に先駆け、プレビュー公演が行われた。

ショーに登場する戦国武将たち

　開催前からCMなどで話題となっている同イベントは、USJが展開する「ユニバーサル・クールジャパン2017」の一環。世界で初めての「城」「プロジェクション・マッピング」「ライブショー」の3つで構成されたショーとなる。翌16日のグランドオープンに先駆けて行われたプレビュー公演には、USJ年間パスポートを所有する人の中から抽選で2000人を招待。日暮れごろにスタートしたショーは、豊臣方と徳川方の戦い「大坂冬の陣」を舞台に真田幸村の生きざまを描いたステージや大阪城をスクリーンに見立てたプロジェクション・マッピング、武士たちの殺陣などが繰り広げられ、クライマックスに豪華絢爛（けんらん）な花火が上がると客席からは歓声が上がり盛り上がりを見せた。

　箕面市から訪れた西俣さんは「まさかのミュージカル風な感じでびっくりしたが、迫力あって面白かった」と笑顔を見せた。京都から訪れた水上さんは「見るだけではなく一緒に盛り上がれたので楽しかった。今日来られなかった友人もいるので一緒にまた来ようと思う」と満足気に話した。

　会場では、戦国時代の楽市・楽座をイメージした夜店で、真田家の家紋が入った「戦国おやき」や、真田をイメージした刀や靴下などのグッズも販売する。

　大阪城天守閣では、真田幸村や信幸所用の甲胃（かっちゅう）をはじめ、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康所用の陣羽織や刀、槍（やり）など名だたる戦国武将の貴重な遺品を一堂に集めた企画展を同時開催する。

　料金は、A席大人＝2,480円・子ども＝1,480円、S席大人＝2,980円・子ども＝1,980円、SS席大人＝3,480円・子ども＝2,480円。2017年3月12日まで。