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都会で「ホタル」 太閤園の夏の恒例イベント、開催日拡大へ

今年の太閤園のホタル(関連画像)

今年の太閤園のホタル(関連画像)

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 太閤園(大阪市都島区網島町9、TEL 06-6353-9535)で5月20日、初夏の訪れを告げる恒例イベント「ホタル物語」が始まる。

ホタルが生息する日本庭園

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 今年で9回目となる同イベント。都心でホタルの観賞を楽しめるとあって、毎年来場者数を伸ばしている。明治時代に関西財界の名士として知られた藤田伝三郎男爵の邸宅のあった緑豊かな敷地を生かし1959(昭和34)年に開業した同園では、開業当時からホタルを楽しむことができたが、環境の変化からか一時期ホタルがいなくなってしまった。再びホタルをよみがえらせようと9年前から育成を開始したところ、3年前に園内を流れる小川に水のろ過装置を設置したこともありホタルの数は増えているという。

 5年前からは平均気温を計測し、一日の平均気温の積算が500度になったころに飛行するといわれるホタルの飛行日を予測。今年は、昨年より早まることを予測しオープンを前倒しして会期を拡大する準備を進めたところ、ほぼ予想通り、5月15日に初飛行が確認された。

 イベント期間中は、初夏の食材をふんだんに使ったディナービュッフェ(大人=8,300円、小学生=2,500円)を用意。小学生以下を対象に平日限定料金(2,000円)も設定している。今年は牛肉・豚肉・カモ肉の3種のロースト肉の食べ比べができるほか、この時期旬のハモやエビを板前さんが目の前で天ぷらにする。懐かしの縁日を楽しめるコーナーや、6月19日にはチャペルでのゴスペルライブも予定している。

 営業企画課の藤田義人さん(43)は、自身も幼いころに同園でホタルを鑑賞したことがあるという。「子ども心に、ホタルの美しい光に衝撃を受けたのを覚えている。今では見られる所も少なく、懐かしいという声も多く頂く。今後、ホタルと言えば太閤園と言われるようになれば」と期待を寄せる。

 鑑賞時間は日没~22時。6月30日まで。

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