「女性映像フェス」開催-女性監督作や女性テーマの作品を上映

反体制運動で投獄された女性を描く「彼女の墓に花をそえるのは私」(ハラー・アルアブドッラー、アッマル・アルベイク監督)

反体制運動で投獄された女性を描く「彼女の墓に花をそえるのは私」(ハラー・アルアブドッラー、アッマル・アルベイク監督)

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 女性の社会的・経済的進出を支援する大阪府立女性総合センター(愛称=ドーンセンター、大阪市中央区大手前1)で10月13日~17日の4日間(15日は休館日)、「女性映像フェスティバル 2007 Part2~山形国際ドキュメンタリー映画祭 女性作品コレクション~」が開催される。

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 同センターでは、普段から「女性」をキーワードに、生き方や仕事をテーマにした講座が開講されている。その一環として、女性の姿をテーマにした映画や女性監督作品の上映を通じて、女性視点から映像文化の発展や、映像分野への女性参画が認められるよう、昨年から「女性映像フェスティバル」が開催されている。

 今年は、河瀬直美監督を無名のころから評価し続けてきた「山形国際ドキュメンタリー映画祭」と連動する大型企画となっている。アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭で認められた映画の中から、世界中の「女性」をテーマにした作品や女性監督作品を抜粋し上映する。

 今回注目の作品は、中国・長江の三峡ダムで力強く生きる女性を描く「ビンアイ」(フォン・イェン監督、2006年)や、大阪城公園の野宿者たちのコミュニティーを描く「関西公園~Public Blue」(アンケ・ハーマン監督、2007年)など。いずれも女性独自の視点で描かれた、新しい切り口と映像が評価されている。

 チケットは同センターとローソンチケットで発売している。料金は、前売り=800円、当日=1,000円。

 同センターで毎月最終木曜・土曜に行われる「情報ライブラリー上映会」では、10月25日・27日の2日間、「ナミイと唄えば」(本橋成一監督、2006年)を無料上映する。9歳で身売りされた石垣島の女性に焦点をあて、唄や三線とともに生きることのたくましさやしたたかさを伝える。上映時間は10時~、14時~の2回で、定員15 人の予約制。25日のみ就学前までの子どもを一時保育で預けることもできる。利用料金は、おやつ代も含み1人につき700円。

ドーンセンター

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