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大阪・都島にカフェ 「ハンドメード作家の活動拠点を」、家族で出店

「50cafe(ごえん)カフェ」外観

「50cafe(ごえん)カフェ」外観

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 大阪・京橋にハンドメード作品を展示・販売するカフェ「50cafe(ごえんかふぇ)」(大阪市都島区都島本通2)がオープンして3カ月がたった。

夜は17時からバルメニュー

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 地域情報誌の会社に勤めていたという奈良在住の店主の山根康裕さん(55)。いつかカフェをと長年考えていた山根さんが都島への出店を決めたのは、長女・麻依子さんのハンドメード作家仲間が「都島に集まっていたから」。キャンドル作家として活動する麻依子さんから、作家たちが常設で作品を展示できる機会が少ないと聞き、「そうした作家たちのためのスペースを兼ね備えた店」が、いつしか出店の必須条件となっていたという。

 地下鉄谷町線・都島駅から都島本通りを3分ほど南へ歩いたところにある白壁の2階立て一軒家の同店。店舗面積は1階、2階とも各10坪。1階は厨房(ちゅうぼう)を備えた15席ほどのカフェスペース、2階が作品の展示・販売、イベントが開催できるスペースがあり、「まさに理想の物件だった」と話す山根さん。実家が喫茶店を営んでいたものの、自身は飲食業の経験は全くなかった山根さんが脱サラし出店に踏み切れたのは、家族がいたからという。

 カフェのスイーツは、パティシエの顔も持つ麻依子さんが担当。妻の祥子さんは「おうちご飯」を担当。次女の悠依子さんはホール経験があるほか、保育士の資格を持ち、2階を会場に行われるワークショップの間に小さい子どもたちを見守る。悠依子さんの友人、草開拓哉さんはシェフの腕を生かし、「自家製ローストビーフ」(1,100円)や「タコのガルシア風」(350円)、「季節のアヒージョ」(750円)といった夜のバルメニューだけでなく、酒類を一手に引き受けている。

作家が客として訪れることも多い同店。「店の名前の通り、人と人をつなぐご縁を提供できる場になれば。ハンドメード雑貨、カフェのどちらかだけでも気軽に楽しみに来てください」と山根さんは呼び掛ける。

 営業時間は11時~22時。木曜定休。

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