景気づけにOMM恒例餅つき大会-ビジネスマン、園児らも参加

制服姿で餅をつく同ビル営業部の女性をはじめ、園児らも参加

制服姿で餅をつく同ビル営業部の女性をはじめ、園児らも参加

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 大規模卸売りセンターとして190近いテナントが入る大阪マーチャンダイズ・マートビル(通称OMMビル=大阪市中央区大手前1、TEL06-6943-2010)で12月6日、恒例のイベント「餅つき大会」が行われた。

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 合同庁舎や大阪府庁など行政ゾーンに隣接し、開業当初はその規模や大きさから「東の霞ヶ関、西のOMM」と言われた同ビルも今年で38年目。約10年前までは100%のテナント稼働率を確保するも、数年前は繊維業界の衰退や不況のあおりを受けてテナント数も減少傾向にある。

 そこで、同ビルのテナント側で、「もっとOMMを元気づけよう」と6年前から同イベントがスタート。同ビルとテナント側の会費から餅つきにかかる費用を出し合い、毎年この時期になると料理人や従業員が休憩時間を利用してイベントに協力する。

 開始当初は反応も少なかったものの、隣接する高層マンションが建設されたりと流動人口が増加。今年も、職員が餅をつき始めるとスーツ姿の男性や制服姿の従業員などが見物に集まり、丸められた餅をパックに詰めると、会場には長い行列ができた。同ビルで働く就労者は「毎年これを楽しみにしている」とも。

 今年から同ビルに入る大手前保育園の園児たち22人も参加。初めての体験に泣き出す園児もいたが、大人の力を借りながらも杵を振り上げ餅をついた。中には、「ペッタン楽しかった」と喜ぶ園児もいて、微笑ましい姿に会場も盛り上がった。

 会場では白い餅のほか、エビやよもぎの入った3種類を用意。今年は60升(約84キログラム)の餅米をつき、過去最高の量を配った。

 同ビル営業部では「新しいお店も入り、これからもさまざまな催しを開くので、ぜひ足を運んでほしい」と話しており、来春に開催予定の桜祭りのイベントにも期待がかかる。

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