新京橋商店街で今年最後の落語会-「ちりとてちん」で偶然放映も

ピッピのなか、「眼鏡屋盗人」を披露した露の都さん。繁盛亭にいく場合はアナウンスにも注目

ピッピのなか、「眼鏡屋盗人」を披露した露の都さん。繁盛亭にいく場合はアナウンスにも注目

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 新京橋商店街のビギンホール(大阪市都島区東野田町5、TEL 06-6353-7308)で10月23日、今年最後の「ビギン寄席」が行われた。

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 同寄席は1993年1月12日以来、定期的に年4回行われ、今回が60回目となる伝統ある商店街イベント。

 日本で最初の女性落語家でもある、露の都さんは「ビギン寄席はいわゆる地域落語。こんなとこで落語やってはったんやと落語好きも足を運んでくれます。でも、商店街でこれほど長く続くことはないです。やはり商店街の方々がそれだけ応援してくれている。その熱意がお客さんにも伝わっているかなと感じる。特に今年からお客さんの雰囲気が変わってきて、『(本来の)寄席』のような感じ」という。

 当日の商店街を歩けば、いつものアナウンスの代わりに落語の音楽が流れ、寄席気分が盛り上がるなか、同ホールには18時の開場と同時に続々と来場者が押し寄せ、追加席も用意され、65人が集まった。

 出演と演目は、笑福亭由瓶さん「稲荷俥」、桂三風さん「テレショップパニック」、露の都さん「眼鏡屋盗人」、笑福亭福笑さん「葬儀屋さん」で、それぞれの枕(ネタの前の小話)も長く、旬のネタも笑いを集めた。

 露の都さんは当日体調が悪いらしく「寒さでピッピ状態。あまり頑張れない。腹巻きに毛糸パンツを買わなければ」(同)と、桂三枝さんのモノマネを披露しつつ、繁盛亭アナウンス録音を依頼されたエピソードを交えながら、ネタ部分では「(ピッピで)集中力が出ない」(同)と何度かやり直して、より大爆笑。ライブ感のある寄席となった。

 また、NHK朝ドラ「ちりとてちん」でロケ地として使われ、主役の貫地谷しほりさんも訪れた同商店街と同ホールが当日に放映される偶然も重なった。同ホールは「ビギたによん」として登場したこともあり、同商店街では、「今日のちりとてちん見た?」と話題を集めた。

京橋中央商店街 新京橋商店街ホームページ日本で第1号の女性落語家「露の都」桂 三風の さん風のたよりNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」NHKオンライン

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