京橋に沖縄料理と鶏料理の店-地元で13年目の焼き鳥店「鳥蔵」が開く

儀間さん「おすすめ」の島料理。手前「沖縄珍味豆腐三種盛」(578円)、左奥「ラフテー」(630円)。右奥の「鳥蔵サラダ」(525円)は一番人気サラダ

儀間さん「おすすめ」の島料理。手前「沖縄珍味豆腐三種盛」(578円)、左奥「ラフテー」(630円)。右奥の「鳥蔵サラダ」(525円)は一番人気サラダ

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 京橋の国道1号線沿いに11月20日、沖縄料理と鶏料理の店「ちゃんぷる鳥蔵」(大阪市都島区東野田町2、TEL 06-6354-1099)がオープンした。

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 「ちゃんぷる」は大阪でいう「ごちゃまぜ」の意味。「鶏と島料理、沖縄と大阪が混ぜ合わさっているから店名に『ちゃんぷる』を取り入れた」と同店の儀間(ぎま)忠さん。儀間さんの父親が沖縄出身で、沖縄料理に慣れ親しんでいたことから同店オープンの運びとなった。直営は3店舗目。「本店の『鳥蔵』は焼き鳥居酒屋としてやってきたが、その時から季節限定で沖縄料理を提供していた」という。

 全体的に沖縄をイメージした店内。特にカウンターの上には昔の沖縄家屋に代表される「赤瓦(アカガーラ)」を装飾。足元には足置き場として沖縄の石灰岩を使用した。座席はカウンター、テーブル、座敷を合わせて全60席。

 約100種あるメニューのうちの7割が沖縄料理で、3割が同店の定番メニュー。中でも「活・海ぶどう」(525円)や「ラフテー」(630円)、「沖縄珍味豆腐三種盛」(578円)などが「おすすめ」だという。沖縄直送の海ぶどうは、水槽の中で直前まで生きていたものを提供する。「新鮮な海ぶどうはプチプチ感が全く違う。『生』ならではの食感を味わってほしい」と儀間さん。泡盛と沖縄の黒糖で3日間じっくり煮込んだ100%自家製のラフテーも用意。「沖縄豆腐はしっかりした食感で濃厚。お酒にも合い前菜としてもおすすめ」とも。

 ドリンクは泡盛11種、麦・芋・黒糖焼酎30種と焼酎を豊富にそろえ、全品368円均一で提供する。「普通なら値の張る『吉兆宝山』や『赤兎馬』なども気軽に味わっていただける」。泡盛は「久米島の久米仙でいご古酒」が甘口でマイルド。ほかに泡盛飲みきり量り売り(2合525円~)なども用意する。客単価は2,500円~3,000円。

 「京橋には沖縄料理店がありそうで意外に少ない。『鳥蔵』を京橋で13年やってきたので、やはり思い入れのあるこの街で活躍の場を広げたいと思ったし、沖縄料理の認知度をこの地でもっと広げていきたい」と儀間さん。「京橋は昔と比べるとどんどんきれいになって女性の割合も増えてきたので、女性でも気軽に入りやすい店を目指している」とも。今後は「いつか店内で三線(沖縄を代表する楽器)の演奏を行うなどして、みんなでゆったりと盛り上がれる店を作っていきたい」という。

 営業時間は17時30分~翌2時(日曜・祝日は24時まで)。

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