吉本新喜劇の辻本茂雄さん、京橋花月で初演出-新喜劇とシリアス劇を融合

今までの吉本新喜劇とは一味も二味も違う「笑いあり、涙ありの芝居」という。

今までの吉本新喜劇とは一味も二味も違う「笑いあり、涙ありの芝居」という。

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 吉本興業(大阪市中央区)の劇場「なんばグランド花月(NGK)」(同)で座長を務める辻本茂雄さんが、京橋花月(都島区東野田町、TEL 06-6881-3681)で2月4日~21日、主演と初のシリアス芝居の演出を手掛ける。

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 上演作品は「よる芝居」第3作目となる「茂造〜閉ざされた過去〜」。NGKで上演されている吉本新喜劇の人気キャラクター「茂造」の若い時代の話を、「セットや、芝居の頭と終わりは新喜劇だが、中盤はシリアスな舞台」(同担当)という新スタイルの舞台に仕上げる。

 出演は、辻本さんをはじめ、島田一の介さん、浅香あき恵さんなどの実力俳優が脇を固め、青野敏行さん、別所清一さん、烏川耕一さん、山田亮さん、伊賀健二さん、平山昌雄さん、小米良啓太さん、松浦真也さん、太田芳伸さん、佐藤太一郎さん、信濃岳夫さん、西峯喜策さん、安井まさじさん、清水けんじさん、たかおみゆきさんといった新喜劇でおなじみのメンバーに、オスカープロモーションの松下萌子さんが華を添える。

 辻本さんは、「見どころは、新喜劇のドタバタ感と、途中でガラリと変わるシリアスな芝居の部分。演出で悪戦苦闘しているが、全力投球で頑張っているので、老若男女を問わずいろいろな方に見に来てほしい」と意気込みをみせる。

 よる芝居担当者は「オスカーの松下さんは兵庫県出身。けいこ場でもなじんでいて、自分なりの解釈を加えているようだ」と話し、さらに「辻本さんはけいこで、こういう芝居だからこうしてほいしいと説明してから、芝居や言い回し、間に関して分かりやすく丁寧に演出し、手取り足取り教えているのが印象的。やりたいことが確立しているので、面白いものができると思う」と自信をのぞかせる。

 「茂造というキャラクターの認知度が高いので、いつもより反響が高く、土曜日など席がないような日もある。皆さん茂造の過去に興味があるようで、やはりキャラクターの確立したものの分かりやすさがウケているのだと思う。今回から子ども料金を実験的に採用しているので、気軽に来てほしい(同)」とも。

 2月の「よる芝居」の開演時間=平日18時30分(土曜19時)。料金は、大人=当日3,500円(前売り3,000円)、小学生=当日1,500円(前売り1,000円)。休演日=同8日・11日・15日・21日。

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