JR京橋駅新入社員が企画・運営を行う「JRふれあいハイキングーパナソニック大阪見学と秋色の大阪城散策」の2回目が11月21日に開催され、75人が参加した。

参加バッジをもらえるのもひとつの楽しみという参加者のリュック

　朝9時、ハイキング集合場所になっている大阪城公園駅改札前で元気よく参加者を募るJR京橋駅の新入社員たち。その声につられ家族連れや高齢者などの当日参加組も加わり、7日に行われた前回より5人多い75人の参加となった。

　出発前、参加者にはペットボトルケースやウエットティッシュ、JR西日本のオリジナルバッジ、入浴剤を配布。大阪城公園駅前広場で行われたコース説明では、スタッフ自己紹介で「天満駅でひっそりと働いています」とアレンジを加えるなど場の空気を和ます工夫も。「前回の経験で全体の流れがつかめたので、もっとお客さんが楽しめるように自分から積極的に話しかけた」と胡田（えびすだ）恵里花さん(23)。

　その後、二手に分かれ、大阪城周辺・パナソニックセンター大阪・大阪ビジネスパークなどを散策。パナソニックセンターでは、最新3D映像の体験やエコについて学習し、大阪城周辺ではスタッフが施設や史跡について解説をして回ったが、前回の反省を踏まえゆっくりとしたペースで散策するようにしたという。スタッフ自ら参加者に声をかける場面なども多く見受けられた。

　いろいろなハイキングイベントに参加している村井喜孝さん（57）は「他のハイキングイベントと比べるとゆっくりだが、ゆっくりだからこそ感じられることがあって楽しかった」と感想を述べた。親子で参加した木村さんは「天気も良かったし、紅葉もきれい。スタッフも親切で良かった」と。

　京橋駅で解散した一行。リーダーの山田さんは「安全確認もスムーズにできて、無事に終了して良かった。新入社員の手で行えたのはこれからの自信になると思う」と語った。