新京橋商店街に本場メキシコ料理店-「墨国回転鶏」目玉に

オーナーの鈴木さん(左から2人目)と店長の東さん(左端)

オーナーの鈴木さん(左から2人目)と店長の東さん(左端)

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 新京橋商店街に7月6日、メキシコ料理店「JAPAMEX 墨国(ボッコク)回転鶏料理」(大阪市都島区東野田町5、TEL 06-6929-0033)がオープンした。

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 店舗面積は約13坪。メキシコの市場の食堂をイメージした明るい店内にテーブル席28席を設ける。入口には大きなサボテンを飾り、店内にメキシコのラジオを流す。さらにスタッフは全員メキシコ作業服を着用する徹底ぶり。

 目玉は店名にもなっている「墨国回転鶏」(通称=クルクルポジョ)。「墨国回転鶏」はメキシコで一般的に知られる料理で、数種類の野菜とスパイスの中に丸一日漬け込んだ鶏を、「世界に一つしかない」(同店)という特注の丸焼き器で約2時間焼く。この時、回しながら焼くことで皮はパリっと中は柔らかくジューシーに仕上がるという。これを焼きたてのトルティージャの皮(トウモロコシ、小麦の2種類)に包んで、自家製サルサソースをかけて食べる。

 「自分で巻くのも楽しいし、トッピングやスパイスでお好みの味が作れるのがいい」とオーナーの鈴木應太さん(36)。鈴木さんがメキシコ料理と出会ったのは14年前。「サーフィンが大好き」だという鈴木さんが米カリフォルニアでサーフィンをしながらアルバイトとして働いていた店がメキシコ料理店だった。メキシコならではの陽気なノリと明るい雰囲気、食べ物のおいしさに心を奪われた鈴木さんは「いつかこんな店を出そう」と決意。その後、メキシコ中を旅した。メキシコ滞在中に本場の料理を勉強した後、2002年、大阪・北新地に念願の1号店をオープン。さらに天満に店を出し、京橋店は3店舗目となる。

 「墨国回転鶏」(トルティージャ2枚付き)は1羽1,600円、半羽850円。メニューにはこのほか、「墨国ライス」(600円)、タコチップにチェダーチーズなど入った「ナチョス」(600円)、定番料理の「タコス」(600円)などアルコールに合う料理を豊富にそろえる。テークアウトも一部可能。

 オープン当日から4日間行った「生ビール100円フェア」も連日満席の盛況ぶりを見せた同店。鈴木さんは「若い人はもちろん、年配の方から子どもまでメキシコ料理を食べに来てほしい」と熱く語る。

 営業時間は15時~24時。

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