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大阪・都島にカレー店「AKASHA」-「京橋のラウンジとインドで磨いた」独自の味

スパイスに漬け込んだ「ひよこ豆のカレー」、「チャナマサラ」

スパイスに漬け込んだ「ひよこ豆のカレー」、「チャナマサラ」

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 大阪・都島に2月10日、「天竺伽哩 AKASHA(アカーシャ)」(都島区片町1、TEL 06-6360-9537)がオープンした。

インドの食堂で本場の味を学ぶ様子

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 店主の中山将志さん(34)とカレーとの出会いは、母親が経営していた大阪京橋のラウンジだった。休憩時間に趣味で作ったカレーを友人に振る舞ううち、「もっとたくさんの人に食べてもらいたい」とカレーの研究にのめり込んだ。京橋の街ゆく人に試食してもらい、意見を聞いたこともあるという。その後ラウンジは閉店。中山さんもサラリーマンとなり、カレー作りから離れることとなった。

 そんな中山さんに転機が訪れたのは3年前。たまたま知り合ったカレー店の店主に、自分のカレーを振る舞ったところ「ぜひこの味で勝負してみては」と背中を押され、独立を決意した。開業前にはインドに渡り、庶民が通う食堂の味も学んだ。本場の味に感動する一方、分量も量らずに中華鍋で作る様子に、時間や分量の正確さを重んじる日本との違いも痛感したという。

 同店では、京橋で鍛えた自分流の味とインドでの経験を合わせ、独自のスパイスの調合と火力でカレーを作る。ターメリックやクミン、チリペッパーなど数種類のシンプルなスパイスを使用。ライスはパキスタン米と日本米を配合し、刻んだニンジンを混ぜて甘みを効かせている。

 店舗面積は約13坪、席数は15席(うちカウンター5席)。中山さんは「初めて食べた時から中山さんのカレーのファン」という遠藤僚さん(31)と店を切り盛りする。「まだまだ修行中。2人の家族が幸せに暮らしていけるようなカレーをこれからも育てていきたい」と意欲を見せる。

 メニューは、「チキンカレー」「キーマカレー」「なすとチーズのカレー」「エッグカレー」「ひよこ豆のカレー」など。基本のプレート(850円)は好きなカレー1品に「野菜カレー」「ミニサラダ」が付く。カルダモン、スターアニスなど数種類の香辛料を使った「AKASHAチャイ」などが選べるドリンク付き(1,000円)、ドリンクとデザート付き(1,200円)も選べる。

営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~24時。

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