大阪城天守閣で「テーマに入らない名画」展示 「大坂夏の陣図屏風」など36点

重要文化財「大坂夏の陣図屏風」(右隻)(部分)

重要文化財「大坂夏の陣図屏風」(右隻)(部分)

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 大阪城天守閣(大阪市中央区大阪城1)で現在、企画展示「大阪城天守閣収蔵の名画」が開催されている。

「四天王寺聖霊会図」生田花朝筆

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 同天守閣では、神社や個人から寄託品も含めて約1万点の文化財を収蔵している。今回はその中から、桃山時代から近代に至るまでのびょうぶ絵や肖像画、絵巻物などさまざまなジャンルから36点を展示する。

 館長の北川央さんは「前からやってみたかった展示。普段の企画展はストーリーで紹介するが、その中に入らない良い作品もたくさんある」と話す。「毎年一度だけ展示していたが、本年度はまだ機会が無かったため当展で展示する」という国指定重要文化財「大坂夏の陣図屏風」や、大阪生まれの日本画家・生田花朝の作品、徳川家康の肖像画など。

 北川さんは「さまざまな時代の作品を展示している。大阪城と名画はイメージがつながらないからこそ、興味を持ってもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~17時。料金は600円、中学生以下・大阪市在住65歳以上・障がい者は無料(要身分証)。3月14日まで。

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