日野皓正さん指導のシニアジャズバンドワークショップ、いよいよ発表会へ

ビックバンド「He knows Jazz Orchestra」のバンマス・赤松さん(左)と山内さん(右)

ビックバンド「He knows Jazz Orchestra」のバンマス・赤松さん(左)と山内さん(右)

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 舞台芸術分野の人材育成を目的に大阪市が主催している「舞台芸術ワークショップ」。その2007年度版となる「日野皓正シニアJazz Big Bandワークショップ」では、いよいよクライマックスとなる発表会を2月2日に開催する。企画運営は、大阪城ホール文化振興部(大阪市中央区大阪城3、TEL 06-4792-2061)。

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 同ワークショップは、シニア世代のジャズ経験者を対象に、昨秋参加者を募集。応募者数83人のなかから書類審査、オーディションを経て30人が合格し、昨年11月から日野皓正さんを中心とする国内一流ジャズメンによるワークショップを計10回開催。2月1日のワークショップを終えた後、発表会を迎える。

 発表会を控え、参加者による個人練習会も大阪城ホール内の城見ホールで12月から開催されている。1月15日には、その5回目となる練習会が、講師のひとりである片岡雄三さん(トロンボーン)のもと行われた。早くは夕方から参加するメンバーも多く、仕事を終えてから駆けつけるメンバーも。分かりやすい言葉でジャズ演奏テクを語る片岡さんの指導のもと、練習は22時過ぎまで続いた。

 発表会に向けて、「He knows Jazz Orchestra(ヒー・ノーズ・ジャズ ・オーケストラ)」と名付けられたジャズビッグバンドのバンマス・赤松裕美子さん(56)は、大阪城ホールまで毎回2時間弱をかけて通っているが、「それでも楽しい。20年前ごろからアマチュアビックバンドには参加しているが、このような機会なんてなかなかない。まだまだ教わりたいことがいっぱい。発表会では後悔しないように、今出せる力を出したい」と話す。ウッドベース担当の山内融さん(61)も「いくつかバンドを掛け持ちしているが、今回参加してリズムなど自分の持っているものが全部壊された。ゼロからのスタート」と、発表会に向けての抱負を語る。

 大阪市ゆとりとみどり振興局文化部文化振興担当係長の清水さんは「最初は音が合わないこともあったそうだが、個々でもめちゃくちゃ練習されているようで、発表会だけではなく、ワークショップに参加された方々の今後の活躍にも期待している。プロではない方のプロ以上の熱い演奏。聴いていただければ分かりますが、ドドンときます」と、期待を寄せる。

 発表会は旭区民センター小ホールで19時から開催(18時30分開場)。自由席チケット(1,000円)はすでに完売し、17日より若干数発売された、立ち見チケットも完売。日野皓正さんは2月21日、京橋のベロニカ(城東区蒲生1、TEL 06-6939-9292)でライブ「日野皓正 with 西山満 New Derections New Years Live!」を開催する。

大阪城ホール日野皓正さんがシニア対象にジャズのワークショップ-参加者募集(京橋経済新聞)ベロニカ

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