チューリップ33万本で「巨大花絵」-花博20周年記念で

約4時間半かけて完成したフラワーカーペット

約4時間半かけて完成したフラワーカーペット

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 大阪市鶴見区の万博記念公園鶴見緑地で4月29日、1990年に開かれた「国際花と緑の博覧会(花の万博)」の20周年記念事業「花・緑フェスタ」が始まった。同日、約33万本のチューリップの花びらを使った巨大な「フラワーカーペット」(計650平方メートル)が登場した。

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 フラワーカーペットは同日ボランティアら約600人が制作。チューリップは球根を育てるため茎から上を捨てるものを使用し、一枚一枚花びらをちぎる作業から始まった。強風のため設置した花びらが飛び舞うなどの場面もあったが、約4時間半かけて完成した。

 息子とともに参加したというボランティアの松山さんは「今日は朝8時から来て制作した。花をバラけるところからすべて手作業で行ったが、だんだんと形になってきているのを見て感動」と話していた。

 20年前の開催当時、花博のコンパニオンをしていたという横田さんは「今日は東京から(花博時代の)同窓会のためにやって来た。すごく懐かしい。風で花びらが飛んでしまわないか心配」と話していた。フラワーカーペットはじめ同園内の花の写真を夫婦で撮りに訪れたという生野区在住の60代女性は「写真に撮って絵はがきを作る予定。このあたりは本当に花や植物が多く、お世話してくれている人たちに感謝」とも。

 フラワーカーペット完成後には、ジュニアバンドによる演奏も行われた。「花の万博」から20年、当時の盛り上がりがふたたびよみがえったフェスタ初日となった。

 「花・緑フェスタ」は5月5日まで(フラワーカーペットの展示は5月2日まで)。期間中、さまざまな展示や屋外ステージを行う。

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