京橋花月で「よしこめ落語会」-「よしもと」「米朝事務所」から6人が高座

オープニングの出演者全員による舞台挨拶。左から「よしもと」の桂文華さん、桂楽珍さん、笑福亭仁智さん、「米朝事務所」の桂雀三郎さん、桂米團治さん、桂ちょうばさん

オープニングの出演者全員による舞台挨拶。左から「よしもと」の桂文華さん、桂楽珍さん、笑福亭仁智さん、「米朝事務所」の桂雀三郎さん、桂米團治さん、桂ちょうばさん

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 京橋花月(大阪市都島区東野田町1)で9月28日、よしもとクリエイティブ・エージェンシーと米朝事務所の落語家たちによる「よしこめ落語会」が開かれた。両者合わせて約100人の落語家が所属する事務所からそれぞれ3人ずつが選ばれ高座を務めた。

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 18時30分、6人がそろって舞台に登場し、「米朝事務所ファンの人拍手して」「よしもとファンの人は」と尋ねるとほぼ同数の拍手が起きた。桂雀三郎さんが「わたしたちは決して仲が悪いわけじゃあないんです。ただ口をきくことがなかっただけ」と笑いの中にも緊迫した空気が漂った。出演者と演目は順に、桂ちょうばさん(米朝事務所)「善哉公社」、桂文華さん(よしもと)「阿弥陀池」、桂米團治さん(米朝事務所)「稽古屋」、笑福亭仁智さん(よしもと)「ハードラック」、桂楽珍さん(よしもと)「蒟蒻問答」、桂雀三郎さん(米朝事務所)「親子酒」。

 「よしこめ落語会」を見に来た近所に住む60代の女性は「米團治さんのファンやけど、わたしも米團治さんもいつもより気合いが入った(笑)」、会社帰りの40代男性は「比べながら見ると双方の持ち味があって別の楽しみ方があった」。京橋東商店街協同組合の弓削要理事長は「京橋は、娯楽はあるが文化に乏しい。これだけ多くの方が京橋に来られて落語の文化を体験して、街の活性化につながれば」と期待を寄せる。

 落語会終了後、20年間にわたり仁鶴一門による京橋の「鴫野寄席」を続けていた経験を持つ「よしもと」の笑福亭仁智さんは「違う事務所に所属する落語家が共演するのは珍しいことではないが、ここまで事務所代表のような形になると互いを意識せざるを得ない。勝ち負けというよりそれぞれの持ち味を出し切ることでお客さまに楽しんでもらえたら」と話す。一方、京橋南側の新喜多に20代から20年間住んでいたという「米朝事務所」の桂雀三郎さんは「満員のお客さまに来ていただき、まずほっとした。京橋はいろんな顔を持つ面白い街。ここで『よしこめ落語会』がなじんでいくには、回を重ねながら落語家とお客さまで会を育てていく気持ちが大切」と今後の意気込みを語る。

 人情が伝わる京橋の街に庶民文化を伝承する落語が浸透していくか、「よしこめ落語会」の今後の展開が注目される。第2回の「よしこめ落語会」は12月18日18時30分より京橋花月で行われる。問い合わせはチケットよしもと(TEL 0570-036-912)まで。

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