踊りを通して青少年健全育成-「大阪メチャハピー祭り」来月開催へ

昨年の大阪メチャハピー祭の様子-青少年らのエネルギッシュな踊りに多くの観客が感動した(写真提供=大阪メチャハピー祭実行委員会)

昨年の大阪メチャハピー祭の様子-青少年らのエネルギッシュな踊りに多くの観客が感動した(写真提供=大阪メチャハピー祭実行委員会)

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 大阪城ホールなどで10月12日、「大阪メチャハピー祭(本祭)」が開催される。会場は、同ホールをメーンに、大阪ビジネスパーク、大阪城公園駅前、京橋駅前ひろば、ラブリータウン古川橋、枚方・岡東中央公園、中之島(大阪国際会議場)の6カ所。

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 「踊りを通した青少年健全育成」を目的に2000年にスタートした同祭は今年で10回目。幼児から80歳代の年配者まで幅広い参加を見込み、出場団体は84団体・約3,500人(うち18歳未満2,500人)に及ぶという。

 「似たような踊り祭りは数多くあるが、立ち上げ当初から『青少年健全育成』を趣旨に掲げているのはこの祭りだけでは」と同祭実行委員会・実行委員長の黒川弘章さん。「最大の目的は、大阪を非行ナンバーワンから笑顔ナンバーワンにすること」。学校のチームでは6月あたりから練習を始め、本番当日まで毎日一丸となって踊りの練習に励むという。「それぞれが目一杯の力を出して踊る姿に元気をもらえると思う」(黒川さん)。

 昨年の大阪城ホール観客数は6,000人。サテライト会場もすべてカウントすると流動観客数は数十万人単位にも及ぶという大規模な同祭。「10年前の立ち上げ時に比べると、踊りのイベントがほかにも飛躍的に増えてきているが、ただ『踊って楽しんで終わる』イベントではなく、あくまでも『踊りを通した青少年健全育成』という基本理念をもって地道に活動していこうとスタッフ全員手弁当で活動している」と黒川さん。同委員会はまた、年間を通して各学校などに出向いて踊りの指導も行っており、今年は2,000人ほどを指導したという。「こちらも年々輪が広がっている。祭りといった目立つイベント以上に大切な活動と感じている」。

 同祭は現在、企業の寄付で開催されている。「今後、これまでもずっと行ってきた一口2,000円の草の根運動募金の輪を広げていきたい。この募金で開催できる祭りこそが本来の祭りの姿だと思う」とも。

 開催時間は10時~19時(予定)。サテライト会場は10時~15時(予定)。大阪城ホールのみ入場料100円、それ以外は無料。

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