劇団P・T企画、東大阪のレストランで観客参加型ミステリー劇上演へ

本番を2週間後に控え、立ち稽古に熱が入る役者ら

本番を2週間後に控え、立ち稽古に熱が入る役者ら

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 大阪府立青少年会館(大阪市中央区森ノ宮中央2、TEL 06-6942-2441)で2月28日より、欧風料理「Chez Noix(シェノワ)」(東大阪市、TEL 06-6784-6575)でプロデュース公演「大西洋に消えた100万弗」を上演する劇団P・T企画の稽古が行われた。

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 同劇団は、代表で演出を務める和泉めぐみさんと製作担当1人、役者2人の計4人を中心に、芝居ごとにユニットを組んで公演を行っている。今回の出演者も、主役をはじめ「原作に合った役者に直接声をかけて」(和泉さん)9人が集められ、1カ月にわたり週3回の稽古を行っている。

 同公演は劇団の得意とする「ミステリー名作選」の1つで、アガサ・クリスティーが原作。主役のエルキュール・ポアロを演じる劇団スキピオのニドカオルさんは「クリスティーファンの人は沢山のポアロを見ていると思うが、そのポアロと自分のポアロをぜひ比べてほしい」と話す。

 ニドさんをはじめとする今回の出演者10人の平均年齢は軽く30歳を超える。「満席になれば多少黒字が出て、ほんの少々、気持ち程度のギャラが出せる」(制作の丹原さん)が、そのほとんどがアルバイトで生計を立てているのが現状。

 自身もアルバイトをしながら同劇団を運営する和泉さんは「お客さんの『面白い!』という顔が見たくてやっている。私自身ミステリーが好きで、作品を読めば感じるものがあり、それをたくさんの人に伝えたい」と熱く語る。

 ポアロの親友ヘイスティングズ大尉を演じる同劇団員の笠井隆介さんは「自分には何の取り柄もないけど、何かお客さんに持って帰ってもらえたらうれしい。カーテンコールの時に、お客さんがええ顔してるのを見たい」と話す。

 開演時間は、木曜・金曜=19時~・21時30分~、土曜=15時~・18時~・21時~、日曜=15時~・18時~、月曜=19時~。料金は、前売り=3,000円(1ドリンク+食事付き、30席限定の完全予約制)。3月3日まで。

劇団P・T企画欧風料理 Chez Noix劇団P・T企画、東大阪のレストランで観客参加型ミステリー劇上演(京橋経済新聞)

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