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大阪歴史博物館で「日本刀」特別展2本立て-横綱・白鵬関の太刀も

特別出品された奈良県の月山貞利刀匠作の横綱・白鵬関の太刀

特別出品された奈良県の月山貞利刀匠作の横綱・白鵬関の太刀

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 大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)で現在、特別展「お守り刀展覧会」と「二次元VS日本刀展」が2本立てで開催されている。

来館者の投票で「心に残った」と選ばれたお守り刀

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 「現代刀匠二番勝負」と銘打ち、日本刀をテーマにした特別展は2部で構成。9回目となる「お守り刀展覧会」はコンクール展で、主催は同館、全日本刀匠会、備前長船刀剣博物館。共催は長野県坂城町。全国の刀匠から出品された「お守り刀」を専門審査員が「刀身の部」「外装の部」「総合の部」ごとに入賞作品を選出する。今回は新たに「心に残ったお守り刀」に投票する市民審査員賞も設けられ、11月末までの来館者の投票結果による受賞作が決定、注目展示の一つとなっている。12月3日からは「横綱・白鵬関の太刀」も特別出品として同展示会内で展示を開始している。

 「二次元VS日本刀展」は、人気作家やイラストレーターらと現代刀匠の共同制作を試みた企画。2次元アートの中の刀のイメージを、現代刀匠たちが趣向を凝らし具現化した作品が並ぶ。同館学芸員の内藤直子さんは「伝統的なものから解き放たれた刀匠たちが、新しいものを取り込んで作り上げた作品群を楽しんでもらえたら」と話す。

 今回2部構成にしたことで「どちらかに興味を持って足を運んだ人がもう一方の展示も面白かったと見てくれる。伝統的な技を伝え継ごうという現代刀匠たちの思いをそれぞれから感じ、新しい発見をしてもらえたら」とも。

 開館時間は9時30分~17時(金曜は20時まで)。火曜休館(12月23日は開館)。入館料は、大人=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。12月23日まで。

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