ダルビッシュから年金問題まで-ホールズ大声大会でうっぷん絶叫

厳しい審査によって、今年の優勝者3人が選ばれた

厳しい審査によって、今年の優勝者3人が選ばれた

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 メントールキャンディー「HALLS」の一般参加型イベント「年忘れHALLSスッキリ王決定戦!!」が12月12日、ツイン21(大阪市中央区城見2)で開催され、今年の優勝者が決定した。

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 1年間のうっぷんを大声で晴らそうと、1981年~1998年に東京を中心に18回にわたり開催されたイベントが、同商品のリニューアル発売をきっかけに今年は大阪で復活。11月より参加者を募集し、書類選考で23人の出場者が会場に集まった。

 11時から予選が始まると、CMでもおなじみの一言「ごっつスーハー」を絶叫。緊張気味の出場者もいたが、100デシベルを超える大きな声が響きわたると会場からは拍手も起こった。95点をボーダーラインに、声の大きい上位12人が本戦出場の権利を獲得した。

 本番になると舞台も華やかに、吉本興業の人気若手芸人の中山功太さんが司会として登場。戦いを前に若手芸人「銀しゃり」による漫才が始まると、会場には昼休みをとるサラリーマンやOLが興味を示して集まった。審査員として、元阪神タイガースの亀山つとむさん、CMにも出演するケンドーコバヤシさん、同商品の発売元・キャドバリー・ジャパンの福島桂子さんが登場。特別審査員を務めるケンドーコバヤシさんが「おさむちゃんです」と、先輩芸人の絶叫ギャグを盗む行為に会場内は爆笑となった。

 本戦では「今年1年を振り返って、あの人にひとこと」をテーマに出場者の思いを絶叫。「年金返せ!」「ガソリン値上げ、どんだけ~」と社会問題をテーマに国への不満を叫ぶ人や、「ダルビッシュと入れ替わりたい」と今年話題となった人への言葉が多く叫ばれた。ほかにも「もっとうまいもん食いたい」と叫ぶ無職の男性には、亀山さんから「頑張って仕事を探しましょう」と励ましの言葉が贈られた。

 今回は声の大きさだけでなく審査員の評価がポイントとして加わるため、言葉のユーモアやセンスも審査の対象となった。審査員特別賞は、「好きな事気づけー!」と愛の告白をする本山泰照さんが受賞。審査員の福島さんから「清々しい告白に私もスッキリした」と3万円が贈られた。また自分自身へ「今年も健康診断にひっかかったぞ!脱メタボリック」と、決意を叫ぶ中内忠さんが5万円を獲得。そして「嫁さんありがとう」と双子の子どもを生んだ妻へお礼の言葉を叫んだ長谷川耕司さんが、2位とわずか1ポイントの差を付け見事「スッキリ大賞」に選ばれた。長谷川さんは「賞金の10万円はミルクやおむつ代にしたい」と喜びを語った。

 大会終了後、亀山さんは「大声で阪神タイガースも応援してほしい」とコメント。ケンドーコバヤシさんは「みなさんの大声が世間を動かせてもらえたらいいと思う」と締めくくった。

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