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京橋にケーキ店「セボン」-パティシエ夫婦経営、客のアイデアケーキも

夫婦でパティシエ・久語健太郎さん(右)と都史子さん(左)

夫婦でパティシエ・久語健太郎さん(右)と都史子さん(左)

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 京橋に5月26日、ケーキ店「Patisserie C’est Bon(パティスリー セボン)」(大阪市都島区網島町8、TEL 06-7175-2375)がオープンした。

店で販売するケーキ

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 夫婦2人で経営する同店。製菓の専門学校時代から「いつか自分の店を持ちたい」という久語健太郎さんの14年来の夢を調理師専門学校卒業の妻・都史子さんと共にかなえた。店は実家の1階を改装。健太郎さんがアウトドア好きなことから、店内は木目をメーンにしたログハウス風に。イートインスペースも含め、店舗面積は9坪、席数は10席。椅子やテーブルは健太郎さんの父親の手作りでインテリアは都史子さんが選んだという。

 2人ともパティシエで毎朝一緒にケーキを作るという久語さん夫妻。店内には17種類のケーキと12種類の焼き菓子が並ぶ。「卵などの素材をぜいたくに使い、素材そのものの味がしっかり残るケーキ作りを目指している」と健太郎さん。「とっておき!! シュークリーム」(150円)は、シューの中にバニラビーンズがたっぷり入ったモチっとした食感のクリームをぎっしり詰める。米粉100パーセントで作る「セボンロール」(900円)や卵を通常よりも多く使った「ごほうびプリン」(260円)も人気という。

 2人で試行錯誤して作った「変わった組み合わせ」で作るオリジナルケーキも並ぶ。モンブランの中にカシスのムースが入った「モンブラン」(380円)は、くりの甘さとカシスの酸味を程よく味わえるように仕上げたという。抹茶とほうじ茶のクリームを組み合わせた「茶々(ちゃちゃ)」(380円)もオリジナル。

 「お客さんに楽しんでもらえるケーキ店を目指したい」と、客から自分が食べてみたいケーキのアイデアも募集する。月に1人のアイデアを採用し、できるだけ原案に沿ったケーキを作る。考えた客の名前をケーキの名前に入れ、店頭で2週間ほど販売する。

 「お客さんに喜んでもらえることをたくさん考えたい。イチゴがモチーフのお店のキャラクターも作ったので、これから絵本なども作っていければ」と久語さん。「少しでも安くておいしいケーキを食べてほしいので、カフェでの値段も安めに設定している。気軽に来てもらえれば」とも。

 営業時間は10時~19時(カフェは10時30分~)。月曜定休。

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