京橋のダイニング「BERONICA（ベロニカ）」（大阪市城東区蒲生1）で4月12日、ランチを食べながら演歌ライブを楽しめる「KEN&MIKA京橋BERONICA歌謡ショー」が開催された。

　同店は大人の世代が楽しめるよう、レストランとライブハウスを一体化させたエンターテインメントダイニング。今回は定員100人の完全予約制。当日は、ドレスアップした50代～70代の世代が集まった。

　「最近のこの世代は『夜は孫と食事の約束している』という方も多いので、今後はディナーショーよりもランチショーをやっていきたい」と、ショーを主催したBEN企画（住之江区）の足立勉社長。団塊の世代にもっと楽しんでもらおうと、今後もさまざまなイベントを実施していく試み。今回はチケット発売と同時にほぼ完売したという。

　出演は、若林健二さんと、さくま美華さん。それぞれ新曲やカバー曲など計20曲以上を披露し、1部と2部の間にはバイオリンショーも。「お客さんも気楽に楽しめるように」（同）と、司会にはラジオなどでも人気の明日香祥さんを起用。客席全員がステージに参加しているかのような身近な雰囲気で進められた。

　歌手の若林さんやさくまさんも「ディナーショーは多いがランチははじめて」と話し、「今までピアノやギターの伴奏で歌うことはあったけれど、今日みたいにバイオリンとコラボして歌うのも面白かった」（さくまさん）、「これからは三味線や尺八などいろんな楽器を取り入れながら演歌を歌って、ひと味違った楽しさを追求したい」（若林さん）とコメントした。

　足立社長は「もっともっと気楽にやっていきたい。これからは演歌にサルサのダンスを付けたり、民謡ショーや河内音頭などを取り入れたりと、演歌と他のジャンルとのコラボも考えている」と意気込みをみせる。

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