大阪府(府庁:大阪市中央区大手前2)は6月8日からニュースメディアサイト「OSAKA愛鑑(めいかん)NEWS」を創刊し、府の取り組みを内外へ向けて発信している。
大阪府と府内43市町村の取り組みをニュースサイトとしていち早く発信する試み。記事を担当するのは、大阪府公民戦略連携デスクの由比達也さん(42)と近山伸幸さん(41)。由比さんは「始まって2週間だが、当初の想定より他部局や市町村からさまざまな情報が寄せられていてありがたい」と話す。
6月18日の「MONO-KOTO」欄には和泉市のいずみ小川いちご農園と能勢町の能勢酒造がコラボして「農家応援 大阪イチゴサイダー」を発売したという記事が掲載されている。新型コロナウイルスの影響による自粛に伴い、新たな出荷先を探していたいずみ小川いちご農園が、大阪府が運営する「大阪産(もん)エールサイト」を活用して情報発信したことがきっかけで、能勢酒造がコラボを申し出て、同園のいちごを使った地サイダーをつくることになったという。
大阪府ではこれまでインターネッ ト上の生配信番組「大阪府チャンネル」やSNSなどで情報を発信してきた。由比さんは「(OSAKA愛鑑NEWSで)さらに情報発信力を強化し、大阪の魅力を世界に届けていきたい」と意気込む。