JR京橋駅に直結する「イオン京橋店」(大阪府大阪市都島区片町2)が、9月30日をもって店舗再開発のため閉店する。
同店は1971(昭和46)年11月に「ダイエー京橋店」としてオープンし、2016(平成28)年3月に建物はそのままで「イオン京橋店」に移行した。47年にわたる建物の老朽化と大阪市の「都市再生緊急整備地域」の進行プロジェクトを受け、再開発に向け施設を一度さら地にしてからイオングループとして再構築する計画だ。
再開発のため、施設内にある専門店の65店舗は全て閉店する。現在各店舗では売り尽くしセールが盛大に行われている。
次期商業施設については未定。京橋の活性化に取り組む京橋地域活性化機構の鷲見慎一理事長(38)は、「街のシンボルがなくなる寂しさがある」としながら、「映画館を含めるような大型商業施設ができてほしい。さらには道を挟んだ京阪京橋駅と直結させてOBPへのバリアフリーな導線ができるとなお良い」と期待を膨らませる。
イオン広報の山口弘恭さんは「地域の皆さまにはご心配とご不便をかけるが、いったん営業を終了する日まで従業員一同、精いっぱい奉仕する。新たな施設にも期待していただきたい」と話す。