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京橋ダイエーの「路上ステージ」1周年-イベント定着し、人だかりに

「FIREARROW」のライブの様子

「FIREARROW」のライブの様子

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 大阪・ダイエー京橋店(大阪市都島区片町2)にある路上ステージ「京橋エイトストリート」が開始から1年を迎え、にぎわいを見せている。

「umbReLLa MoRaL」のライブの様子

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 ダイエー京橋専門店街が主催する同イベント。昨年11月から京橋ダイエー前で、若手アーティストたちがストリートライブを行っている。京橋のライブハウス「ism」(東野田1、TEL 06-4800-0609)を経営する「BROTHERZ.」社長の小阪真太郎さん(37)が運営を担当。「路上ライブの規制が厳しくなり、困っているミュージシャンを助けたい」という思いから、気軽にライブができる場所を探していたところ、同専門店街の店主会が賛同し実現したという。

小阪さんは1年を振り返り「イベントの知名度が上がってきていてうれしい」と笑顔を見せる。 「出演ミュージシャンのファンだけじゃなく、イベント自体のお客さまも増えたように感じる」とも。同イベントで毎月演奏している「FIRE ARROW」のボーカル・SYOGOさんは「初めのころはお客さまも1人2人だったのが最近は演奏を聞いて立ち止まってくれる人が増えた」と話す。

「エイトストリート」の名前の由来は、難波にあるライブハウス「なんばHatch」から取ったもの。「ここで頑張っているミュージシャンが、なんばHatchのような大きなステージでライブができるようになれば」と名前への思いを語る店主会の藤田美臣さん(63)。「ミュージシャンからも『京橋ダイエーでのライブはやりやすい』という声をもらってうれしい。これからも関西インディーズミュージシャンの発表の場となるよう続けていきたい」とも。

「名もないアーティストがストリートライブをする。通行人は数多い中、たまたま立ち止まってくれたお客さまとの出会いは奇跡だと思う」と話す小阪さん。「エイストリートが実現したのも奇跡。そんな奇跡をこれからも守っていきたい。京橋を音楽の街にしていきたい」と意気込みを語る。

開催日時は、毎週水曜(第3水曜は除く) 16時~。

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