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大阪・咲くやこの花館で、夜に30分かけて開花する「フニーバオバブ」鑑賞イベント

フニーバオバブの花

フニーバオバブの花

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 大阪・花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で7月27日、夜間特別開館「夏の夜に咲く植物たち」が始まる。

現在のフニーバオバブのつぼみ

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 同イベントは、夜間に30分間かけてフニーバオバブのつぼみが開花する様子を肉眼で見てもらおうと実施。普段は入れない夜の温室を探検して、夜行性の熱帯スイレンやオオオニバスなど、さまざまな植物を観察する。

 同館のフニーバオバブは、1988年にマダガスカルから導入されたもので、成長ぶりからして80歳以上になる。2006年から開花が始まり、ハイビスカスのような花を咲かせる。現地のマダガスカルでは、役立つ植物として親しまれている。葉は乾燥させてソースにし、実はスーパーフードとしてビタミンミネラルの栄養価が高いことで有名。種にもプロテインとカリウムが豊富に含まれ、加熱や発酵することでコーヒーのように使われるほか、料理のフレーバーにも活用される。

 そのほか、樹皮は屋根や壁の材料に、樹皮繊維からロープやかごも作られる。同イベントでも実から取れたバオバブパウダーの試食や、現地で使われているロープなどの展示も行う。「バオバブパウダーはラムネ菓子のような味がする」(同館広報担当・山下紗智子さん)という。

 7月23日、フニーバオバブのつぼみが36個確認された。昨年は同時期に21個だったため、今年は多いという。山下さんは「フニーバオバブはつぼみの先端が割れ始めてから開花するまでわずか30分。ドラマティックな自然の営みをぜひ肉眼で見てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催期間は8月1日まで。開催時間は19時~20時30分。(集合時間は18時45分)。入館料は、高校生以上=500円、中学生以下・障がい者手帳のある人は無料。要予約(開花兆候は当日の朝にならないと判断できないため、当日開催決定の連絡を入れる)。

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