城東区の「コモレビコーヒー焙煎(ばいせん)所」(大阪市城東区関目1)で「アナエロビック」コーヒーが人気となっている。
アナエロビックとは、通常は酸素がある状態で行うコーヒー豆の発酵を無酸素状態で発酵させる方法。これにより、有酸素状態では活動しない微生物が活動し、これまで出なかった香りが生じるという。店主の中冨大樹さん(40)は「風味豊かで一口飲めば違いを感じる個性あるコーヒー。値段は高いが支持を得られるのではと思った」と話す。
今回仕入れたのは南米コロンビアのエルパライソ農園の豆。100グラム1,100円と店で扱う他のコーヒーの倍以上の値段だが、10月1日に販売を始め、現在は10キロ仕入れた豆が間もなく売り切れるという。購入した顧客からは「味わったことのない新鮮なコーヒー」「ストロベリーの味を感じてフルーティー」など好評を得ているとも。
中冨さんは「年内に売り切れたらよしと思っていたが、想定以上に好評いただいた。このようなコーヒーを薦めるくらいお客さんとの関係が深まったと感じるので、今後も機会を見つけてアナエロビックを仕入れていきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。火曜定休。