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鶴見区のNPO、「物々交換」で生活支援 100円の糸が一軒家無償貸与に

赤い糸がつなぐ支援の輪 始まりは100円で購入した赤い糸

赤い糸がつなぐ支援の輪 始まりは100円で購入した赤い糸

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 鶴見区内のNPO「みらくる」(大阪市鶴見区諸口3、TEL 06-6913-2220)が、新型コロナウィルスの影響で生活支援を必要とする人のため、物々交換を活用して支援金を集める「赤い糸プロジェクト」に取り組んでいる。

NPO代表の吉村大作さん

 生活支援が必要な人に食料を提供したり、飲食店舗の支援を行ったりするなどして精力的に取り組む同NPO。今回のプロジェクトは、代表の吉村大作さん(40)が全国各地に電話や同法人のホームページを通してコンタクトを取り、100円の赤い糸を元手に物々交換を繰り返し高価なものに換えていくもの。最終提供物は換金し、新型コロナによる生活困窮者を支援する団体に寄付する。

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 同プロジェクトは9月24日にスタート。最初に吉村さんの呼び掛けに賛同したのは鹿児島県のコーヒー豆専門店。店主は「夢があって良い」という思いで、「赤い糸」と「コーヒー豆」(8000円相当)との交換を快諾。続いては東京の漫画制作会社が、「オリジナル漫画制作の権利」(5万円相当)に交換。その後、「元野球選手のオンライン野球トーク60分と現役時代のユニホーム」「色鉛筆6本×2000セット」(30万円相当)、「イヤホンマイク×100」(49万8000円相当)などを経て、10月上旬には大阪市鶴見区内の一戸建てを「最大10年間無償で借りられる権利」にまで発展していった。

 これまで参加した人たちのほとんどが、手に入れたものをコロナ禍の社会のために寄付しているという。一軒家に住む権利は、より多くの人に参加してほしいと思い、あめ玉270個(1万2000円相当)に交換した。吉村さんは「社会を良くするという思いであれば、どんなものでもありがたいので参加してほしい。次はあめ玉を270人と交換できれば」と話す。

 期間は11月22日まで。

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