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関西初「大坂冬の陣図屏風」デジタル想定復元 大阪城天守閣で公開

大阪城天守閣

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 「大坂冬の陣図屏風(デジタル想定復元)完成記念 夏の展示 大坂冬の陣・夏の陣図屏風~豊臣VS徳川 激闘の記憶~」が7月23日から、大阪城天守閣(大阪市中央区大阪城1)で開催される。

重要文化財 大坂夏の陣図屏風_右隻

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 1614(慶応19)年の大坂冬の陣を描いた大坂冬の陣図屏風については、江戸時代後期の模写本が東京国立博物館に所蔵されるのみで原本は行方不明。そこで凸版印刷が最新のデジタル技術を駆使し、昨年、同屏風図を復元。今回の展示では、デジタル想定復元された大坂冬の陣図屏風と共に、大阪城天守閣が所蔵する「大坂夏の陣図屏風」を展示する。

 あわせて大坂冬の陣・夏の陣で活躍した真田幸村(信繁)・後藤又兵衛ら所有の甲冑(かっちゅう)、豊臣秀頼が自害する4日前の1615年(慶長20)5月4日付で発給した現存最後の文書、大坂夏の陣最後の決戦当日の1615年(慶長20)5月7日付の豊臣家の家臣・大野治房の書状など、関係資料が並ぶ。

 大阪城天守閣は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月29日から臨時休館し、5月20日に再開して2カ月がたった。18日・19日の土曜・日曜とも入館者数は1000人を下回った。広報担当の青木美佐子さんは「天気の影響もあるが、新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にあり、GoToキャンペーンへの不安といった要因が観光などにもまた影響してきているのでは。感染予防対策をしっかり取り、来場者に楽しんでいただけるように今後もイベントなど計画していきたい」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は閉館30分前まで)。入館料は600円、中学生以下無料。

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