大阪・花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で5月16日から、さつき盆栽の展示会「第9回花季さつき展覧会」が始まる。
1階のフラワーホールで、愛好家が作ったさつき盆栽が約50種類100本展示される。今年から原種の展示、サツキの自生地の様子、栽培の歴史に関するパネル展示を行う。同館の高井風人さんは「もともとさつきは、山に自生していたもの。花が素晴らしかったため、人の手によって園芸に用いられた。そういう歴史もぜひ知ってほしい」と話す。サツキの苗や鉢、肥料、書籍などの販売もある。
期間中、毎日「さつき講習会」が行われる。さつきの専門家・広森美智一さんを講師に迎え、整枝・剪定(せんてい)のコツや栽培方法について1時間講習する。「分かりやすく説明されるため、これからさつき盆栽を始められる初心者も歓迎」と高井さん。時間は14時~15時。
16日から2日間は「三線の演奏会」を開催。サツキの原種の一つ「マルバサツキ」の原産地、琉球地域の伝統音楽である三線の音色が楽しめる。曲名は「涙そうそう」「十九の春」「花」など。時間は12時~14時。
高井さんは「多くの愛好家が長い年月をかけて育て上げたさつき盆栽の美しさと迫力は圧巻の一言。バラエティーに富んだ姿の美しさを楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
開園時間は10時~17時。(入館は16時30分まで)入館料は、高校生以上=500円、中学生以下・障がい者手帳持参者・大阪市内在住65歳以上の人は無料。