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天満橋で「ビブリオバトル」-各自5分で推薦書紹介、チャンプ本は詩集

ビブリオバトルの様子

ビブリオバトルの様子

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 天満橋のセカンドラボラトリー(大阪市中央区北浜東1)で6月15日、インタラクティブ・ブックレビュー「ビブリオバトル」が開催された。

今回、参加したお薦めの本(関連画像)

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 同イベントで用いられているのは、2007年に京都大学情報学研究科共生システム論研究室で輪読会や論文紹介の勉強会を「何か面白いやり方でできないか」と、当時特別研究員だった谷口忠大さんらが考案した書評のスタイル。ルールは、お薦めの本を持ち寄り、順に各自5分間の持ち時間内で内容を紹介。最後に一番読みたい「チャンプ本」を参加者全員の投票で決めるもの。現在では、紀伊国屋の公開イベントや東京で決戦が行われるなど全国的な広がりを見せているという。

 今回で8回目となる同イベントは、昨年11月に中津壮人(たけひと)さん(27)が「会社の垣根を越えていろいろな人と話せる場所があったら」とデザイン会社の一角を借りて開催したのが始まり。

 当日は14人が集まり、山本七平さんの「『日本人』原論」や中村好文さんの「意中の建築」、二ノ宮和子さんの「平成よっぱらい研究所」など、6人が各自の「お薦め」本を紹介。本との出会いを語るもよし、本への思いを語るもよし、朗読するのもよし、と紹介は自由。この日も、本の内容から酒の席での失敗談、震災後の日本人の転換期などについて議論が繰り広げられ、会場は盛り上がりを見せた。

 今回のチャンプ本となったのは、同イベント当日に発売された枡野浩一さんの詩集「くじけな」。ツイッターから生まれた詩集のため、ツイッター掲載時から愛読していた紹介者の宮崎絵里子さん(24)は「自分の愛着のある本が脚光を浴びてわが子を褒められた気分」と満面の笑みを浮かべていた。

 中津さんは「本を通してその人の人間性がわかるのが面白い。日常的にふらっと立ち寄れる場所になれば」と話す。

 次回開催は7月20日19時~。参加費は1,500円(懇親会不参加の場合は500円)。

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