京阪電車「天満橋」駅構内で7月9日、16日に始まる「祇園祭」のPRイベントが開催された。
日本三大祭のうちの「祇園祭」と「天神祭」が京阪沿線を中心に行われることから実施された同イベント。祇園祭のメーンイベントである「山鉾(やまぼこ)巡業」に先駆け、名物「祇園囃子(ばやし)」を、放下鉾(ほうかぼこ)祇園囃子保存会のお囃子衆が実演。より本番に近い雰囲気を出すため巨大パネルや灯籠(とうろう)も設置し、今週末に山場を迎える同祭を一足早く大阪に持ち込んだ。
「コンチキチン」と京情緒あふれるお囃子の音色をバックに、京阪電車大阪エリア統括駅長の川端さん、同保存会代表の松廣さん、祇園甲部の舞妓2人にインタビューが行われたほか、同舞妓や浴衣姿の女性が、大阪ではなかなか手に入らない「放下鉾の厄除けちまき」を観客に配布した。川端さんは「宵山(よいやま)の16日から臨時列車も運行する。乗り降りの便利な京阪電車をぜひご利用いただきたい」と呼びかけ、松廣さんと舞妓2人は、祇園祭の見どころや楽しみ方などをPRした。
駅構内には300人以上が集まり、舞妓の写真を撮ったり、ちまきをもらったりする人で込み合った。18日には、京阪電車「京橋」駅構内で「天神天満花娘・天神祭PRイベント」の開催を予定。天神天満花娘の口上をはじめ、だんじり囃子や龍おどりなどを披露する。