10月13日で2周年を迎えた京橋の坦々麺専門店「担担麺の美味しいお店ササラ」(大阪市都島区東野田町3、TEL 06-6353-3314)が新たな取り組みに挑戦している。
京橋の東側・ディープエリアに位置する赤い外観が特徴の同店。「金胡麻」「黒胡麻」2種の、胡麻をふんだんに使用した坦々麺をメーンに、ランチタイムから深夜まで営業している。
もともと京橋は地元でなじみが深いという店長の新山祐介さんは、ここ数カ月の京橋の街を見て、「不況の煽りがすごい。まるで津波。この辺りも半年ほど前から0時以降の人通りが激減している。飲まなくなった人、終電で帰る人が増え、夜のおねーちゃんがいなくなった」と話す。
不況の波を受け、「今はどれだけ耐えられるかが飲食店の肝」という新山さんだが、ただ波が過ぎゆくのを待ってじっとしているわけにはいかない。街全体の活性のために現在考案しているのは「京橋名物モツ煮込みラーメン」だという。
ラーメン店、モツ鍋店、焼肉店が飲食店全体の中でも特に多数存在する京橋。新山さんはその「街の飲食店事情の特徴」を生かし、「当店1店舗でなく京橋の飲食店全体でモツ煮込みラーメンを『ご当地もの』として提供できれば」と考えているという。「モツ煮込みラーメンでB-1グランプリを狙ってまちおこしにつなげられれば最高」(同)とも。
同店でのモツ煮込みラーメンは現在考案中。「できれば今年中に提供開始したい」という。
営業時間は11時30分~15時、18時~翌2時。