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関目の「コモレビコーヒー焙煎所」が5周年 コロナ禍挟み「実感は2年目」

店主の中冨大樹さん。「関目で5年間営業して、お付き合いしていた二人が結婚して町を出たり、町を出た人が戻ってきたり、人の出入りを実感できるようになった」と話す。

店主の中冨大樹さん。「関目で5年間営業して、お付き合いしていた二人が結婚して町を出たり、町を出た人が戻ってきたり、人の出入りを実感できるようになった」と話す。

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 大阪・関目の「コモレビコーヒー焙煎(ばいせん)所」(大阪市城東区関目1)が5月14日で、5周年を迎えた。

現在販売中の「エチオピア イルガチェフェG-1 イディド ナチュラル(深煎り)」100グラム800円

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 店主の中冨大樹さんは「1回目の注湯は30グラム。30秒置いて2回目の注湯も30グラム。30秒置いて3回目の注湯をし、後は豆の種類と分量によって注湯の量と間隔を調整していく」と、こだわりを話す。自家焙煎した豆を販売しながら、店内で喫茶もできるスタイル。月に2度は豆を買いに来る地元の30代男性客は「近所でこれだけこだわる店があってうれしい。ここのコーヒーを毎朝いれて会社に持っていく」と話す。

 「コモレビのような感覚でお客様に寄り添う店にしたい」という思いで創業した同店。開店から1年もたたないうちにコロナウイルスがまん延し休止状態に。開業して1年未満で売り上げも立っていなかったため、コロナ禍の助成金や補助金は一切受け取ることはできなかった。「そんな大変な時に通ってくれたお客さまに支えられた」と中冨さんは振り返る。就職や結婚などで関目から離れて、もわざわざ買いに来る人もいるという。

 「昨年からコロナ禍も落ち着き、ようやく2年目を迎えた気分」と笑う中冨さん。「コーヒーはまだまだ奥が深い。豆選び、焙煎、抽出をもっと極めていきたい。そして、お客さまとの距離感を大切に、居心地が良い店にしたい」と話す。

 営業時間は12時~19時。火曜、水曜定休。

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