牛乳石鹸(せっけん)共進社(大阪市城東区今福西2)と「正和堂書店」(鶴見区鶴見3)とがコラボしたブックカバーの配布が8月10日、同店で始まった。
コラボのきっかけは、創業114年の老舗メーカー「牛乳石鹸」が工場のある鶴見区で行ったイベント。アイスキャンディーのデザインなどオリジナルのブックカバーがSNSなどでも人気を集める書店の関係者がイベントに足を運び、「石けんのブックカバーってかわいいかも」とSNSで発信したことがきっかけで、「実現してほしい」とのコメントが複数あがり、牛乳石鹸が書店を訪ねる形で実現。両者の拠点でもある鶴見区を盛り上げることなどを目的に企画した。
書店の実店舗とオンラインショップで文庫本を購入すると、牛乳石鹸の看板商品である「カウブランド赤箱」をモチーフにした紙製のブックカバーと泡付きせっけんをイメージしたしおりを進呈する(単行本や新書などは対象外)。
「地域の方々に喜んでいただきたいという思いで企画した」と話す牛乳石鹸コーポレートコミュニケーション室の石澤知之さん。「今回の企画が少しでも多くの方の目に留まり、『鶴見区にこんな素敵な本屋さんがあるんだ』と地域内・外問わず話題になることで、鶴見区の活性化の一助になったら良いなと考えている」と話す。
無料配布は1000セット限定で、初日18時の時点で配布終了となった。