串かつとワインの店「大西 清(きよ)かつ」(大阪市天王寺区玉造元町 3、TEL 080-6811-5368)が7月1日、大阪の玉造(たまつくり)にオープンした。運営は「幸和」。
玉造出身で社長の川﨑幸祐さんは今年6月に起業。飲食店第1号として同店を出店した。店名は店長の大西清和さんの名前から名付けた。川﨑さんと大西さんは6年前、大阪の串かつ専門店で出会い、大西さんの人に対する気遣いや人から好かれる人間性にひかれた川﨑さんが、大西さんと独立開業することを決めたという。
大阪には多くの串かつ店が立ち並ぶが「技術と素材で勝負したい」と川﨑さん。野菜や肉は、産地との直接のやり取りで良い食材を仕入れるという。串かつは細かいパン粉を使い、揚げた瞬間に串を回転させて油をしっかり切ることで衣が油を吸わず、あっさり食べられ胃もたれしない仕上がりになるという。大西さんは「修業時代は手にやけどを負ったが、何度も繰り返すうちに皮膚が硬くなり大丈夫になった」と話す。川﨑さんは「串カツの概念を覆す味と食感を味わっていただきたい」と意気込む。
ソムリエの資格も持っている川﨑さん。串かつには多くの種類の食材があるので、ワインも食材に合わせて提供する。コロナ禍のオープンについて「期待半分、不安半分。コロナ禍で世の中は沈んでいるが、お客さんには串かつで気持ちをカラッとあげてほしい」と話す。
ランチメニューは、「ブランド豚の低温調理ロゼカツ定食」(1,250円)と「健やか十六穀米とふんわり揚げだし豆腐定食」(950円)のみ。串かつの希望は前日に要相談。
営業時間は、11時~14時、17時~22時。