新型コロナウイルス感染拡大防止のため2月29日から臨時休館していた大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)が6月1日から再開している。
1日からは常設展示のみ公開。特別展「麒麟がくる」、特集展示「発掘された難波京」は中止。コロナ対策として、入場人数を1時間あたり50人に制限する。ヘルスチェックシートの提出、検温、会話の抑制なども呼び掛けている。
再開に向けて同館では、細部にわたる感染対策をリスト化し進めてきた。フロア面積、展示配置を鑑み来場者が2メートルの距離を保つためには入場制限の人数を設けることと判断したという。広報担当の広報担当者の船越幹央さんは「50人はかなり余裕を持った人数で充分距離が取れると思う」と話す。
今後の取り組みとして、ユーチューブなどのSNSなど、インターネットを活用した情報伝達に力を入れる予定。予約制など混雑緩和策として、電子チケットの導入も検討し始めているという。
開館時間は11時~16時(入館は閉館30分前まで)。火曜休館。入場料は、一般=600円。大学生・高校生=400円。中学生以下は無料。