京橋が大好きな会社員・江川和宏さん(43)が「京橋チャリティーTシャツ」を5月26日、街の飲食店に配布して回った。
新型コロナウイルスの打撃を受ける京橋の飲食店を応援するために自費でステッカーを作製したり、テークアウトを始めた店の紹介などをSNSで発信したりしてきた江川さん。今回のチャリティーTシャツプロジェクトは「京橋みんなで何かやりたい」と考えた江川さんが、知り合いの「味野市場 みや澤」(大阪市都島区片町2)会長の宮澤裕之さん(56)に相談して実現した。
Tシャツは2,500円で販売。江川さんの知人でオリジナルウエアを製造する三好佑希さん(33)が原価を1,000円に抑えて製作し、残り1,500円をプロジェクト参加店舗の運営資金などに充てる。Tシャツは店ごとに違う色で、裏面には参加した全40店舗中の39店舗のロゴが並ぶ。「Tシャツを見たお客さんに『次はこの店に行ってみよう』と思ってもらえたら」と江川さん。
宮澤さんは「京橋は飲食の街。つらい状況だが戦っていかないと」と話す。Tシャツは合計で610枚作製。各店舗で販売している。江川さんは「京橋で飲む人たちがこのTシャツをそろって着ていたら面白い。アフターコロナで街が盛り上がることを、これからもいろいろとしていきたい」と意気込む。