いずみホールで童謡コンサート-実力派ソプラノ・テノール歌手が歌唱

シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げ、近年は日本の歌にも力を注ぐ関西を代表するテノールの畑儀文さん

シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げ、近年は日本の歌にも力を注ぐ関西を代表するテノールの畑儀文さん

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 いずみホール(大阪市中央区城見1、TEL 06-6944-2828)で4月22日、第3回となる童謡コンサート「日本のうた『童謡、この尊きもの』」が開催される。

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 昨年4月にスタートした同コンサートでは、これまで明治から現代に至るまでの日本の唱歌、童謡などの歌曲の歩みをたどる形式で公演。外国民謡に日本語の詞を付けた明治初期の唱歌や、滝廉太郎、明治末期の文部省唱歌、大正時代の童謡運動、山田耕筰などにスポットを当て、懐かしい歌を紹介してきた。

今回は大正時代を中心に、童謡運動の始まり、童謡の盛期、昭和のレコード童謡、山田耕筰の芸術、新作童謡にテーマを分けプログラムを組む。「十五夜お月さん」「七つの子」「汽車ぽっぽ」「赤蜻蛉」など、馴染みのある名曲をラインアップする。当日は、同コンサートの企画者で、同ホールの音楽ディレクターを務める、国立音楽大学教授の礒山雅さんが解説を担当、当時の時代背景とともに曲紹介を行う。

 出演は、前回に引き続き花岡千春さんがピアノ演奏を担当。ソプラノ歌手に、第4回奏楽堂日本歌曲コンクールで第1位受賞するほか、数々の賞を獲得する松田昌恵さん。テノール歌手には、ヨーロッパでも高い評価を受け、現在テレマン室内合唱団指揮者や武庫川女子大学音楽学部教授を務める畑儀文さんが登場する。どちらも日本の歌に精通した実力派で、二人の歌声がどのように日本の歌詞と旋律に響くか注目が集まる。

 同ホール企画部の森岡さんは「特に今回は作曲家の加藤昌則さんによる、現代ならではの新作童謡も披露される。童謡の歴史を一望する意欲的な企画に期待してほしい」と話す。

 料金は、一般=5,000円、学生=2,500円。問い合わせは同ホールチケットセンター(TEL 06-6944-1188)まで。

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