京橋のラーメン店「ササラ」(大阪市都島区東野田町3)が10日から閉店時間を20時に早め、終日ランチタイムサービスを始めた。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、大阪で飲食店の営業時間の要請が13日に判断されることに先駆け、同店では通常翌1時までの営業時間を20時までに短縮した。新山郁雄会長は「飲食店が休業要請業種とならなかったのは、最低限の生活に必要なものだからと受け止め、食事の提供を続ける」と話す。座席数を減らし常に換気を行うなど「3密」対策を徹底。11時30分の開店から終日大盛無料、ライスセットなどのランチタイムサービスを続ける。
通年同時期に比べ1日の売り上げは3分の1以下に。今後はテイクアウトやデリバリーについても検討していくという。新山さんは「今はとにかく皆で耐える時。京橋の飲食店全体がワンチームの意識でこの危機をなんとか乗り越えたい」と語る。